オスグッド病

オスグッド病 とは正式名称オスグッド・シュラッター病と呼びます。
膝のお皿の下が痛い時に疑う病気です。
10代の成長期の子供がこの病気にかかりやすいです。マラソン、跳躍やボールをけるスポーツをし過ぎると発症します。
オスグッド病の特徴
- 10代成長期の子供
- 運動時に膝の下が痛くなる
- 膝の下(スネの骨)が飛び出している
オスグッド病の症状

オスグッド病は成長期の子供のスポーツ動作全般で発生しますが、特にバレーやバスケットボールなど、ジャンプ動作での膝屈伸時や、サッカーなどのダッシュやキック動作で起こりやすく、膝のお皿の下にあるスネの骨に痛みがあらわれます。
痛い場所の部分的な熱感や腫れ、骨が飛び出ているように感じられます。
痛みが原因でジャンプ力が低下したり、ダッシュ時のタイムが落ちたりと、スポーツ能力の低下に直結しますが、周囲の理解が得られないことが多く運動を休むという判断が難しく、現場では痛みを我慢しながら運動を続けてしまう人が多いです。
オスグッド病の所見特徴
- 圧痛及び、運動時痛
- 骨軟骨を覆う膝蓋腱の肥厚
- 突出した骨
- 新生血管
オスグッド病の治療
オスグッド病と診断されると、基本的には治療法がありません。
炎症が治まり、痛みが引くまで安静にしていることです。そのため、整形外科等からでも1週間以上の運動禁止等の指導があるだけです。
しかし、運動したくなる年頃、近く試合がある等で早く治したいと訴える患者さんがほとんどです。そんな時に効果のある治療が、当院でおこなっている鍼灸、Shockwaveとなります。
鍼 灸

オスグッド病の治療は、痛みが出始めた急性期、その後の慢性期によって多少異なります。
一般的な治療法と違い、鍼灸治療では、痛みの原因となる肥厚した膝蓋靭帯や脛骨部分の組織に対して鍼やお灸を症状に合わせて適切におこなうことで、とにかく痛みをなんとかしたい時に有効、かつ根本的に早く治すことができます。
Shockwave

ショックウェーブは、スポーツ医学の世界で筋筋膜・腱の疼痛緩和に即効性が高く、効率的な治療ができる最新医療機器です。
ショックウェーブは、日本語で衝撃波を意味します。衝撃波は、生体に照射することで様々な治療効果があることがドイツの研究で発見されました。
現在では外科的手術をすることなく腎臓結石を体外から粉砕する技術に応用されています。当院では、衝撃波の中でもラジアル・ショックウェーブ(Radial Shockwave)という安全性の高い低出力衝撃波を使って、筋・筋膜、腱の治療をおこないます。